開発担当のひとりごと-WEBミーティングを考察する

こんにちは。
ぷらすWiFiの企画開発担当です。

昨今、このリモート社会化において重要とされる「ウェブ会議」。
いまやオンラインの番組のみならず、TV番組でも「リモート出演」の一言にまとめられ
モニターでオンライン出演なども当たり前のように目にする状況。

ぷらすWiFiチームでも議題によく挙がるんですが、今後きっとネットは公共料金のように「当たり前にある」ものになっていくんだろうな〜としみじみ痛感しています。

さて、そんな中でリモート会議の非常に多いわたしですが色々体験した中で感じた「より良いウェブ会議環境」について考察してみました。

Webミーティングにとても大事な「環境」

WEB会議と言えばノートPC。
オールインワンでそのままネットにさえ繋いでいればオンライン会議も簡単に出来る!
そんな印象が強いのではないでしょうか。

そこが実は落とし穴だったりします…
わたしもそこで苦戦した一人です。

まずWEB会議には必要なものは、最低でも5つあります。

・インターネットに繋げるPC
・インターネット環境
・カメラ機能(映す)
・マイク機能(話す)
・スピーカー機能(聞く)

よく、謳い文句でも「高性能!」「これでオンライン会議もばっちり!」みたいなものがありますしスペックも文句なし!というカメラ・マイク・スピーカー内蔵のPC製品が非常に多くなってきています。

が、しかし…製品は悪くないし、実際高性能な中で、それ以上に大事なのが環境。
よく、回線速度の問題にされがちですが、実はそうでないことが非常に多いんです。



カメラ機能の環境

カメラは高画質なものが最近多いですね。
実はちょっと前に話題になりましたがAppleの新Macが出たときもインカメラは720p、もっと画質をあげて欲しい!なんて声がありました。

わたしとしてはさすがAppleだな…と感じており、画質が高いものであればあるだけ、それだけストリーミング(通信をしながら映像や音声をダウンロード・処理すること)で使う容量や処理速度なども必要になることを考えていました。
ノートPCユースでは逆にそれくらいに留めておいた方が会議としては非常にニーズに合うだろうな〜と。

実際、「あるある」ですが、あまりに動作がかくついたり、音声もうまく繋がらない、といった状況が続くときは全員カメラをオフにする、というだけで音声のみの会議は滞りなく行えたりする場合もあります。

特に、多人数で会議を行う場合は致命的だったりしますし、自分のところの回線の負荷が大きい上に画質が高いと送るデータも大きくなります。
相手の回線状況によっては全然うまく繋げなかったり。

そういう意味では「余程綺麗な画像が必要」という場合は、まずお互いのスペックや回線状況が安定的であるべき、という極めて限定された状況になる為、結果、汎用的に幅広く使える状態にするにはまずカメラを必要以上に高画質にしない、というところなんですね、きっと。

文字とか教育、オンライン授業などはデータ共有か画面共有を使えば良いわけですし。
ちなみに、画面共有やデータ共有していて、目に見える画面としてはアップで資料が見えていると思いますがその裏でもお互いの画像は送受信している為、資料だけをプレゼンする、などの時はお互いにカメラをオフにしておくとスムーズ化することが非常に多いです。

なので、基本的には画質の抑え目なカメラで充分だと思いますので
ネット会議がメインの方、これからPCをリモート用に買う、という方は是非参考にしてみてください。

固定回線なら1,080pでも最高画質で綺麗にやりとり出来ましたが、あまり重要性は感じず
今使っているM1 Macでも720pで充分綺麗な画質で会議出来ています。

あ、でも今のカメラって色々会議用に普通のカメラというより諸々セッティングされているようなので会議用、室内用などの調整がされているようなカメラや内蔵PCの方が良いかも知れませんね。




スピーカー機能の環境

実は、マイクとも密接な関係があるんですがいわゆる今の流行りのオンラインツールはニュアンス的に「単方向通信」ぽい挙動を感じます。

きちんと調べる必要がありますが、例えば通信回線が弱まった時にはそういう方向で持続させている、などあるのかなと想像しつつ…

これがどういうことかというと、「二人で同時に話した場合、声が聞こえない、途切れる」なんて事例はありませんか?
また、ちょっと遠くで話していると相手の声が途切れ途切れになる、なんてことは?

スピーカーの音量が大きかったり、反響が大きい部屋にいたり、また相対的に大きい音が入ったりするとそれをマイクが広い、相手に送信処理を行います。
そうすると、相手が話している時でもその回線をその音が埋めてしまう為、声が聞き取りづらく、また途切れ途切れになります。

画像がかくついているわけでもなく、回線も安定しているのにそういった音声の途切れがあるとあれ?これ通信がおかしいのかな?ってなりがちですが実際多い要因としてはこれが非常に濃厚なのでは、と思っています。

マイク機能の環境

また、流行りのBluetoothイヤフォンなどでも、音声はカットされてもマイク部分が広い指向性で拾ったりします。
またそもそも無線×無線の為遅延、データ転送のセクションが増える為非常に使いづらい、といった声も聞こえます。

高性能なマイクだと確かにクリアに、またはっきりとした音声データは取れるのですがそれが通信に最適か?と言われるとまたちょっと異なってきます。

同じ金額をかけるなら単一指向性のマイクで、しっかり受信方向に口を向けて話しをする、
またスピーカーからの回り込みを避ける、などが重要になってきます。
テレビでよくみる「音声さん」がぶら下げている大きなふわふわマイクみたいなイメージですね(こちらは「超指向性」)。

過去最高にウェブ会議がうまくいって、お互いに話してても干渉なく、通信もぷらすWiFiで行っていた時はお互いにUSBタイプのヘッドセットを使っていた時でした。

これだと、スピーカーからの音声は遮断されますし、またマイクも口元をピンポイントで狙うので他の雑音も入りづらい。

かなりクリアなやりとりが出来ました。

参考までに今回ウェブ会議で使ってみていたUSBヘッドフォン


ということで、通信以上に「やりやすい会議」を目指すのであれば、まずはカメラや音声の環境を分けてみるというのも手かも知れませんね!


回り込みの音とか空調の音とかも感度が高いマイクは拾ってしまうので、

・静かで狭い個室
・反響のしない防音系の素材を周りに置く
・ヘッドセットを使う
なんてすればかなり快適な環境でリモートワークができるかと!

是非是非一度お試しください、USBフォンはそこまで高いものでもないので。

ではまた~!

□ ぷらすWiFi詳細はこちら □

■ぷらすWiFiのお申し込みはこちら■

□ しんぷるぷらす詳細はこちら □

■しんぷるぷらすのお申し込みはこちら■